平成27年11月11日(水)午後5時半より、
国会憲政記念館において
明治の日推進協議会主催による
「明治の日」を実現する集いが開催しました。

当日の集会は、
高澤一基・実行委員(
板橋区議会議員)の司会で始まり、国歌斉唱の後、
中尾哲雄・本会会長代行(
元・株式会社インテック最高顧問)が壇上に立ち、「明治の日推進協議会発足から早五年。いよいよ明治の日実現を目指したい」と開会の辞を述べました。

その後、主催者を代表して
塚本三郎・本会会長(
元・民社党委員長)が「国民から国会議員に叱咤激励する会だ」と壇上から檄を飛ばし、続いて、
高池勝彦・本会事務総長(
弁護士)が全国各地で集めている《11月3日 「文化の日」を 「明治の日」 に改める請願》の署名総数(平成27年10月31日末現在)を604,449筆と発表いたしました。


そして、署名総数を記した目録が高池事務総長より元国務大臣の自由民主党衆議院議員・
古屋圭司先生に手交されました。それを受けて、古屋先生が「明治という一時代は極めて重要な一時期。だからこそ私達は『明治の日』を法律で制定する。この意義があるということをしっかり訴えていきたい。そのためにも超党派の国会議員連盟を結成したいと動いている」と明言され、会場からは激励の拍手喝采が起りました。

さらに、登壇された国会議員の方々から御挨拶頂きました。次世代の党幹事長・政調会長の参議院議員・
和田政宗先生からは「『広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スヘシ』始まる五箇条の御誓文があり、われわれの近代民主国家がある。その精神に立ち返らなければならない。議員連盟結成の際は次世代の党は全員参加させて頂く」との決意が示されました。

次いで、自由民主党参議院議員・
赤池誠章先生は「それぞれの立場・役割で明治の時代にもう一度立ち返える。これが明治の日の意義である」、農林水産大臣政務官の自由民主党衆議院議員・
中川郁子先生は「明治から学ぶことは日本人が自信を取り戻すことだ」と「明治」という時代の偉大さを強調されました。また、前衆議院議員の
山田宏先生からは「『明治の日』を必ず実現したい。私も『明治の日』制定を公約に掲げて来夏の参院選を戦いたい」と力強い決意表明があり、民主党政調副会長の衆議院議員・
鷲尾英一郎先生からは「文化の日といい、新嘗祭にあたる勤労感謝の日といい、歴史を断絶させる占領政策の一環。祝日法改正の機運を一緒に盛り上げていきたい」と超党派で取り組む意思が示されました。




なお、内閣総理大臣補佐官の自由民主党参議院議員・
衛藤晟一先生、自由民主党参議院議員・
藤川政人先生、衆議院議員・
野間健先生のお三方は、公務御多用の中、会場に駆けつけて頂きましたが、お時間の関係で御挨拶叶いませんでした。この場を借りて、御詫び申し上げます。
また、前国務大臣の
山谷えり子参議院議員、
長尾敬衆議院議員、
田中茂参議院議員、
田端裕明衆議院議員、
櫻田義孝衆議院議員、
保岡興治衆議院議員、
宮崎謙介衆議院議員、
富岡勉衆議院議員、
武村展英衆議院議員、
土屋正忠衆議院議員、
宮澤博行衆議院議員、
古田圭一衆議院議員、
宮路拓馬衆議院議員には代理出席を賜りました。加えて、江戸川区議会議員・
須賀精二先生、中野区議会議員・
内野大三郎先生、板橋区議会議員・高澤一基実行委員など多くの地方議員も御出席下さいました。その他、
山谷えり子参議院議員、
松本純衆議院議員、
佐藤正久参議院議員、
宇都隆史参議院議員、
西村真悟前衆議院議員、
田沼隆志前衆議院議員からは祝電を頂戴しました。重ねて御礼申し上げます。
続いて、本集会開催にあたっての
決議(案)が
福永武・本会運営委員により朗読され、満場の拍手で採択。決議文が鷲尾先生に手交されました。署名目録は与党第一党たる自由民主党の古屋圭司先生に、決議文は野党第一党たる民主党の鷲尾先生に手交されたわけです。今回の集いを契機に、与野党一体となって速やかに国会議員連盟を結成し、国会の場で「明治の日」制定を力強く推進して頂きたいと思います。
その後、杏林大学名誉教授で日本会議の会長も務められている
田久保忠衛先生から「明治の日の意義」として御講演頂きました。国際政治学が御専門の田久保先生は、国際的な視点に立って「神武建国以来の偉業であった」明治維新を捉え、日本という国の在り方を問い直されました。明治維新の先駆けとなった水戸天狗党の乱に加わった志士の御子孫にあたる田久保先生のお話は、聴衆の心を大きく揺さぶるものでした。

講演終了後、厳しいスケジュールの合間を縫って登壇された自由民主党政調会長の衆議院議員・
稲田朋美先生が「平成三十年の11月3日を明治の日でお迎えしようと考えており、政調会長として議員立法など議論が出来る立場にもある。『明治の日』制定に向けて国民運動を盛り上げていきたい」と断言されると、会場のボルテージは高まる。

最後に、2名の本会実行委員が今後の運動をさらに大きくするべく決意表明を行った。在野の婦人を代表して
荒木紫帆・本会実行委員が、「五箇条の御誓文」の下で日本人の特性を活かして為し遂げた一大変革に思いを致し、「明治の日」実現運動に邁進したいと述べ、大阪から皇居勤労奉仕のために上京してきた作業服姿の結束一成・実行委員(
西村眞悟事務所秘書)は、明治維新の意義を説くことで全国に広がる運動ネットワークを広げていきたいと語った。


閉会にあたり、
武田正徳・本会運営委員(
日本郷友連盟理事・東京都郷友会理事長)より挨拶に立ち、本年の《「明治の日」を実現する集い》は大きな成果を得て閉会しました。

本年の集いには、当日は本会役員として、
國學院大學名誉教授の
大原康男参与、
国柱会賽主の
田中壮谷運営委員なども登壇致しました。また、老若男女の別を問わず多くのボランティアの皆様方に実行委員として献身的な協力を頂きました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。


ようやく国会議員連盟の設立が視野に入り、これまで以上に「明治の日」制定の機運を盛り上げていかねばなりません。明治の日推進協議会としては、さらなる国会請願署名活動の展開に加え、「明治」の歴史的意義を再確認する集会などを通じて啓発活動を展開して行く所存です。
皆さまにおかれましても、「明治の日」制定に向けて、さらなる御支援・御助力を賜りますよう宜しく御願い申し上げます。